2009.08.24 Monday 15:13
完成披露試写
|
|
PROFILE
LINKS
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
MOBILE
|
2009.02.23 Monday 22:17
主題歌
本日、映画光の河主題歌『アイの人』レコーディング。
Organs Cafeのデビューアルバムに収録されているこの曲。 8年ぶりのリレコーディングです。 見事に映画とマッチして、「今」の曲として生まれ変わっています。 映画本編はもちろんのこと、本予告でも使用していきますので、オタノシミニ。 レコーディング中のOrgans Cafeのボーカル・加藤沙香菜さん。 ステキです… →organs cafe HP 2008.11.25 Tuesday 10:41
終わりと始まり
映画『光の河』の主演女優・塩田倫ちゃんが出演中の舞台「友達」を、
映画を手伝ってくれたキャスト、スタッフ何人かで観に行く。 安部公房の戯曲で、麿赤字さんなども出演されており、もの凄いクオリティ。 (ちなみに、一昨年一緒にお仕事をさせていただいた、ともさと衣さんも 出演されており、この舞台になんとなく運命的なものを感じる) こんなに「スゴイ演劇を観た」と思ったのは久しぶり。 終了後、倫ちゃんも合流し、久しぶりの映画組での飲み会へ。 なつかしい顔ぶれでまったりとお話し。 倫ちゃんは次の日が千秋楽なので終電前に帰宅。残りのメンバーはそれからさらに… と思ったのですが、次の日が仕事の人や、少し遠いところに住んでいる人やらで、結局おひらき。 久しぶりに会ったのに、何だか妙にあっさりしていて拍子抜けする終わりでした。 映画における監督の一番の権限はなんだと思いますか? 好きなように物語をつくれること? 自由に演出できること? カッコイイ・カワイイ役者さん達とお友達になれること(実際にはあまりなっていませんが)? 監督として現場で威張れること(実際には威張れませんが)? 監督の一番の権限とは、実は「カット」と言えることなのです。 ??、普通じゃんと思われるかもしれませんが、 実はコレが映画にとって一番重要なことなのです。 「カット」をかけるということは、その撮影・場面を終わりにできるということ、 つまり始まった物語を終わらせるということなのです。 映画(物語)の始まりはつねに自動律的です(例えば、こういう話しがつくりたいと思ったところから物語はもうはじまっています)。 しかし終わりはそうはいきません。やり始めて勝手に終了していくことは絶対にありません。 そのまま放っておけば、それは持続し続けるか、崩壊するかのどちらかになります。 それは誰かが終わらせなくてはいけません。 いいかえれば、映画(物語)は終わらせることではじめて映画(物語)になるのです。 そう、監督という人間は、映画(物語)を完成させることのできる唯一の存在なのです。 僕は、帰り道に気付きました。 あの飲み会でのなんだかよそよそしい感じ。少し、寂しくて不思議な気持ち。 僕の中で、みんなの中で、映画『光の河』が「完全」に終わっていないのだと。 映画が完成しないことでみんなの中で『終わり』がちゃんと受け入れられていないのではないかと。 最後の力を振り絞って、『光の河』を完成させようと思います。 この3年間のみんなをちゃんと『終わらせる』ために。 『終わり』があってこそ、はじめて、新しい『物語』がはじまるのだから。 |
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT TRACKBACK
OTHERS
|
©A.N.P. All rights recerved. |